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病気が変えた毎日

慢性関節リウマチ 診断前の私の体の異変について

こんにちわ。 smejiroです。

20代で慢性関節リウマチを発病し、現在も治療に通院しています。

 

今回は慢性関節リウマチと診断を受ける約9ヶ月前から病院での診断までに、私の体に起きた異変について書きたいと思います。

今から思えば一見なんでもないようなことが次々に起きていたことが、慢性関節リウマチの始まりのように思います。

この内容が 誰かの参考になれば嬉しいです。

 

 

 第1の異変 

 ある日の夜、洗った髪を乾かそうと思い鏡の前でドライヤーを持った右手を上げてスイッチを入れたところ、5を数えたくらいの僅かな時間で右腕がだらんと下へ下がってしまいました。急に右腕の力が抜けたように・・・。

「あれっ?何だ?」と不思議に思い再びドライヤーを持つ右手を上げたのですが、やっぱりだらんと勝手に下へ下がってしまいます。

この時はただ「なんでだろう?」と不思議に思っただけで、特に異常とも思わず仕方がないので、左手を右腕の肘あたりに添えて、右腕が落ちないようにしてなんとか髪を乾かしました。

 こんなことが数日(日数をはっきり覚えていません)は続きました。数日後にはこんな状態も収まってしまいましたので、特に不安にも感じず「右腕が下がらなくなった。良かった。」なんて思っただけでした。

 

第2の異変

右腕の異変が収まった頃、顔の頬から顎にかけて肌がとても赤くニキビや吹き出物のようなものが突然できました。

思春期でも肌荒れはなかったので、「なんで今頃?」ってそのうち治るだろうとそのまま気にもせず、念の為化粧はやめていました。なかなか治らず会社の同僚にも「結構ひどく荒れてんじゃない?」と言われたので、仕方なく皮膚科へ行くと、医師から「2種類の皮膚炎がある」と言われ2種類の薬を出され毎日塗りました。

この皮膚炎も薬が効いたのか効かなかったのか、わからぬまましばらくしたらいつのまにか治っていました。

 

第3の異変  

皮膚の異変と同じ頃、なんとなく足の裏が痛むようになっていました。初めは「少し歩きすぎたかな?」くらいであまり気にしませんでした。痛みもひどくはなかったのですが、痛いのは嫌なので靴を変えようと靴屋へ行き、革の柔らかいものや履いた感じで靴底の痛くないものを購入するようにしました。

それまでもヒールの高いパンプスはあまり好きではなかったので、ヒールの高さは1センチ程度のもの、高くても3センチ位までの靴を好んで履いていましたが、痛みを感じてからは靴底が固くないローファーが中心になりました。

ローファーも嫌いではないので毎日の通勤やオフにも愛用して履いていたのですが、段々と足の裏の痛みは強くなるばかりで、一向に今までの異変のように収まることはなかったです。たまにおしゃれなキラキラしたデザインのスニーカーも履いていました。

(この足の裏の痛みは今も多少軽くなったとはいえ続いています。)

 

第4の異変

夏を迎えた頃また突然左手首がジーンと痛み始め、やっぱり痛み始めた頃は「何だ?」と思うだけで特に気にもしないで過ごしていたのですが、そのうち段々と「ズキズキ」と痛むようになりました。

流石に気になったので近くの整形外科へ行きました。そこでは、レントゲンを取り職業を聞かれたので事務職だと答えると「レントゲンでは骨に以上は見られないので、職業柄腱鞘炎でしょう。」という診断でした。

塗り薬をもらって毎日塗っていましたが、薬がなくなっても痛みは全く引かなかったのでもう一度同じ医院へ行き前回より強いステロイドの塗り薬を出されて、また毎日塗りましたが、やっぱり痛みは治りません。

もう一度同じ医院へ行くと前回より強いステロイドの塗り薬を出されました。「これを使えば次の薬が一番強い薬になる。」と言われ、流石に多少の不安を感じました。

結局次の来院はやめ自分で湿布を買って毎日貼っているだけで特にまた次の病院へ、なんて考えもしないでいたら足の裏と左手首の痛みをそのままにしてあっという間に12月に入っていました。

 

総合病院での診断

12月に入っても痛みは解消しないで相変わらず続いていました。そんな今の状況を身内に話していたら、「一度市内の総合病院へ行ったほうがいいのでは?」と言われ「はっ!」としました。初めて異変を感じてからなんと9ヶ月。ようやく自分の体に不安と心配を感じ始めました。

総合病院でレントゲン・血液検査の結果「まだ若くて可愛そうだけど、病名は慢性関節リウマチです。」と診断されました。(;_;)

 

振り返ってみての反省

 この病気はとても個人差があって、同じ病名の人全てが同じ症状ということはないようです。私の知る人達も同じ症状がある人無い人いろいろでした。

病気というのは早期発見・早期治療が病名に関わらず一番大切なことですが、私はこの病気の知識も無く病気を疑うことも全くありませんでした。今だから思うことは、明らかにおかしな症状があり実際痛みも感じていたからこそ、そのまま放置しないで早い段階できちんとした診断を受けるべきだったなということです。

私の場合は、夏頃に左手首の痛みを感じた時点で、市内の総合病院(現在通院中)へ行けばよかったなと今更ながら思います。

今、本やネットで症状を調べて不安に思っている人がいるのなら、結果が何でもなくても構わないから勇気をもって一度病院へ行ってください

早期発見・早期治療ですよ!

 

 

         両手を広げた女性のイラスト